人工知能時代の税理士事務所が開業するにあたってとるべき戦略とは！？

質問者

人工知能時代・そして飽和状態時に税理士事務所を開業して成功することは可能でしょうか？消える職業と言われているので不安で不安で・・・

藏田 陽一

従来の紹介に依存して売上をあげるような何の戦略もない税理士事務所開業は無理でしょうね・・・

質問者

ではどのように税理士事務所を開業すればよいのでしょうか？！

藏田 陽一

人工知能時代に生き抜いていくためには税理士事務所経営も戦略を考えて市場が受け入れてくれるニッチな市場を見つけていく事です！これをブルーオーシャン戦略と言います、まだまだ税理士事務所も開業して成功できる！と言う事について解説していきます。

一般社団法人中小企業税務経営研究協会　代表理事　税理士　藏田陽一です。

今回は

人工知能時代の税理士事務所が開業するにあたってとるべき戦略とは！？

をお伝えいたします。

企業の競争戦略はいろいろなものがありますが、世相に合わせ、手を変え品を変えて、新しいものがしょっちゅう出てきます。

税理士業界では

・高付加価値戦略

・業種特化戦略

・低コスト戦略

などが有効とされていて、できてる人はできていますが、普通の事務所はなかなか思い切ったことができませんので、「戦略によってすごい成果が出ている！」という話はほとんどききません。

私の考えでは、税理士のような

・すでに飽和して、市場の伸びがあまり期待できない

・プレイヤーも疲弊していて一人当たり売上高、給与が下がっている

ような

ライバル事務所と限られたパイを奪い合い、次第にコモディティ化が進み、競争がさらに激しくなる、

「レッドオーシャン（赤い海、血で血を洗う競争の激しい領域）」の業界が

競争のない未開拓市場である

「ブルーオーシャン（青い海、ライバルのいない領域）」を作り出すのが

「ブルーオーシャン戦略」であるため、税理士業界で成長して利益を出していくには最適だと考えています。

「税理士みたいなよく知られたビジネスで新しい市場なんておおげさだ」とよく言われますが、私はブルーオーシャン戦略によって

・年１でしか税理士を頼めない法人さん→顧問にして正しい税務会計に

・お金がなさ過ぎて、無申告にするしかない法人さん→DVDで青色の届け出や領収書の保存ができる！

・会社を作って、すこしは売上があがったけど税理士はいない→税務顧問に

とマーケティングの力で、かつての税理士では取れなかった市場を（もちろん私だけではないですが）獲得して、自分の売上にもなりますし、相手先の企業さんとしても法令上正しい状態になる、という状態を作りだしました！

ブルーオーシャン戦略で新しい市場が作れることが分かっていただけたでしょうか。