会計事務所経営はよい仕事をすればお客様は勝手に増えるのか！？

一般社団法人中小企業税務経営研究協会　代表理事　税理士　藏田陽一です。

今回は

「会計事務所経営は良い仕事をすればお客様は勝手に増えるのか？」

についてお伝えします。

「一生懸命、税務会計を学んで、必死に本業の仕事をすれば、

それだけでお客様が自動的に増えて、集客を考えなくてよいのか？」

ということの答えはイエスでもあり、ノーでもあります。

いくらかのコミュニケーション力もあれば、本業を一生懸命にやるだけで、時間はかかりますが、税理士事業は軌道に乗ります。

ただ、一生懸命仕事をしていてもコミュニケーション力が足りなかったり、そもそも顧問先の対象となる法人数、顧問先の売上・利益が減っていれば、事務所の売上は減っていくことになります。

実際に、会計事務所の経営指標で、一人当たりの売上高は減っているそうです。

日本経済と同じで、戦後の高度成長期やバブルのころの、対象となるマーケット自体が伸びていて、税理士が足りない時代でしたら、良い仕事をすればお客様は勝手に増えていましたが、今はそのとおりとは言えないようです。

「良い仕事をすればお客様は勝手に増える」というのは複数の大御所が言っているようですが、その本家とも言える方のセミナーに出たのですが、引退したからなのか、本音を伝えてくれて

「良い仕事をすればお客様は勝手に増える　って昔はいったけど、

あれはウソ！本当はしっかり紹介が増えるような仕組みを作っていた」

とおっしゃっていました。

本当に

「良い仕事をすればお客様は勝手に増えるのか？」

という都市伝説を信じないで、マーケティングをやってて、良かったと思いました（笑）　

結論としましては、

「良い仕事をすればお客様は勝手に増える」こともありますが、それだけでは、経営をコントロールできないので、人脈でも、紹介でも、マーケティングでも、皆さまが好きで向いているものでいいので、なんらかの売上が増える仕組みを持っておくのは必須だと言えます。

「本業を頑張る以外にも売上を頑張らないといけないなんて・・・」

と思われたかも知れませんが、税理士業界でも工夫によっては、最近でも素晴らしい成果を出されている方がたくさんいますので、まずは税理士業界で成功している会計事務所の戦略を素直に真似をして※もちろんパクリはダメですが

自分に合わない、価格的に合わなくても我慢してやっていき数十件顧問先を獲得できマーケティングやセールスに自信がついたら自分の会計事務所の方向性を決めてオリジナルを徐々に増やしていくとよいでしょう。いつも皆様の会計事務所の成功を応援しています！税理士業界を一緒に盛り上げましょう！