税理士事務所経営で売上・利益を増やす王道とは!?
一般社団法人中小企業税務経営研究協会 代表理事 税理士 藏田陽一です。
今回は
「税理士事務所経営で売上・利益を増やす王道とは!?」
をお伝えいたします。
私が多数の会計事務所の代表さんとお話をさせて頂いて感じた、20人未満の事務所がうまくいく王道パターンは
1.経営がうまい
2.高付加価値事務所
3.低コストに徹する
ではないかと考えております。
1.経営がうまい
あまり税理士業界では多くはないのですが、営業・マネジメントも含めて、様々な経営手法に通じていて、効率的に経営を行なっている、あらゆる意味でコスパの良い税理士事務所です。
手前味噌で恐縮ですが、私もこのパターンです。
自分のことなので、弱点はよくわかるのですが(笑)
気合いで、紹介で増やせば大抵のことは解決する業界なので、調子に乗って、ブルーオーシャン戦略がどうの、と言ってても、余計なことを考えずに一生懸命、税務申告・人脈営業をやている人に負けます。また、特殊な戦略を取っている場合には、特殊な人材が必要になり、採用が難しいです。
経営がうまくて気合もあれば、巨大事務所になります。
2.高付加価値事務所
融資や業種特化や財務支援などの税務会計以外の追加業務や、顧問先さんに毎月訪問したり、スピーディーな毎月試算表やレポートを出したり、しっかりとした業務で信頼を得て、紹介で売上をあげるパターンです。
気合いで人脈営業が出来るのも、顧客コミュニケーションが上手と考えてこれに含みます。
税理士の本懐で顧問先にも信頼され、必要にされているので、いいことなのですが、個人的には、所長さんも社員さんも残業や休日出勤が多すぎるのと、毎日大変で疲弊してしまうので、どうかな、と思います。
3.低コストに徹する
私はあまり好きではないのですが、紹介で増えたり、月額顧問料で売上が安定しているので、とにかくボロいアパートや無料の自宅で、PCなどの備品、社員さんの給料など、なんでもケチれば、それなりの所得は出ます。
ただ、最近は求人が売り手市場なので、採用が難しいため、今後このやり方は難しいです。
今の業界の流れ、雰囲気ですと、しっかり売上が増えている人は別にして、売上が増えないので3をやっててクオリティが下がって、売上がさらに減ってしまい、2にチャレンジしてみるものの、顧問先に満足してもらえず、 1をやろうとしてみるが、マーケティングが難しすぎて、5年リース代は残り、 一回りして、売上も利益も減ってしまいまた3に戻るという、とても悲惨なパターンに陥ってしまっている方が多いようです。
3は無理なので、1か2ですが、どちらか得意な方で、しっかりとサービス提供して、利益が増えるパターンをオススメします。
最後までお読みいただきましてありがとうございます、感謝します!
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