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税理士事務所がインターネットで集客するには?

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書いた人: 一般社団法人中小企業税務経営研究協会
2018.08.29

税理士事務所がインターネットで集客。いまや地元のお客さんだけでなく、ネットを経由して広い世界から、顧問契約や確定申告のアドバイスを提供していくことができます。

ひと昔前のインターネットは、IT技術に優れた人ばかりでしたが、今は前と違い、一般の人が広くインターネットを使っているので、ウェブ集客の効果は抜群です。

ただし、インターネット集客といっても、いまは競合も多いですし、工夫が必要です。では、どのように税理士事務所がインターネットで集客していけば良いのでしょうか。

・ブログとソーシャルを使うとき、これだけはやってはいけない!

基本は、「ブログ」と「ソーシャル」を使っての集客となります。ブログとソーシャルというと、アメブロでブログを開設して、Facebookでフレンド登録を打ちまくる・・・そもそも、それは絶対にやってはいけません。

そもそも、Facebookで知らない人に友達申請を打ちまくるのはスパム行為ですし、名前と信用が大切な税理士先生にとって、そんなことをしては評判にひびきます。

そして、アメブロは、あまりブランディングによくありません。リテラシーの低い人が、芸能人に憧れて使うものですし、さらにいうと、アメブロは仕事の邪魔になるので企業からはアクセス・ブロックされているケースが多いのです。

アメブロ&Facebookの集客だけは絶対にやめましょう。

・WordpressとTwitter、Facebookが有効

では、何でブログを開くか。それは2018年現在、Wordpress(ワードプレス)と呼ばれる、ブログ更新サービスを使って、独自ドメインを購入して自分でブログを立ち上げるしかありません。はてなブログもLivedoorブログも、企業に依存した無料系ブログサービスは、閉鎖および著作権を運営に取られるなどのリスクがあります。

WordPressで立ち上げるのはそれほど難しくないのですが、素人がやるとデザインが本当に素人っぽい仕上がりになってしまいますので、プロにお願いしましょう。予算が厳しければ、ココナラでやってもらえば、比較的おさえられます。

そして、Twitterを開設しましょう。税に関しての有益な投稿を行って、ファンを作っていくことが肝心です。Facebookの使い方は、わかりますよね。手当たり次第にフレンド登録するわけではなく、何もしなくてよいのです。お客様候補が税理士先生のFacebookページを見て、安心できる作りにしてください。

・大切なのはコンテンツ!何を投稿するか

インターネットには「コンテンツ・イズ・キング」の原則があります。つまり、内容で勝負です。内容さえしっかりしていれば、たとえ小さな事務所でも、地方の事務所でも、そして知名度がない事務所でも、インターネットで人気となり、集客することができます。

では具体的に何をつぶやくか。税にまつわる「これは面白い!」とおもったとっておきのネタです。しかも、時代やその日に高まった話題に絡めると、より勢いをまして拡散されます。いきなり集客にはつながらなくとも、「おもしろい先生だな」という認知が広まり、いざとうときや、「先生にぜひお願いしたいのです」という、とっておきの顧客に出会うことができます。

具体的にみてみましょう。どのような投稿をすればよいのか。

たとえば、ツイッターに「さんきゅう倉田」という方がいらっしゃいます。よしもと所属の芸人さんで、税理士ではないのですけれど、元国勢調査官であったことをアピールして活躍されています。2018年8月現在のツイッターフォロワー数は約13,000名。これは芸能人だからではありません。メディア露出が多い芸人さんではないですし、どちらかというと無名な方です。

しかし、「ワンピースのサンジが乗務員にふるまうまかないは、給与として源泉徴収されないのです」といった解説を行い、しかもそれを、ワンピースのテレビ放映に併せて投稿するため、時代や時流にのっていて非常に面白く、ワクワクしながら読めるというからくりです。

税理士先生ではないですし、国税OBといっても何年かで退職しているのですけれど、それでも税の知識をフル活用して、ソーシャルから仕事を取り、マイナビなどで連載も持っています。もちろん税コラムです。

ほかにも、となりのトトロが放映された日には、サツキとメイが、人からもらったこれが贈与税の対象だとか、いろいろつぶやいています。とっても面白いですよね!自分がもっているスキルと、世の中が求めている情報をかけあわせて、効果的に発信しています。

・基本は毎日、顔出しで情報発信

「でも、毎日更新は大変だし、クラウドソーシングで誰かライターさんに書いてもらえばいいんじゃないの?」と思うかもしれません。それも確かにひとつの考えです。

しかし、やるべきは、自分のブランディングです。自分のブランドをインターネット上に打ち立てていくのに、他人の手を借りるのはやめましょう。自分の顔をしっかりインターネットに出して、みずからの意見をしっかりと、アピールしていきましょう。それこそがブランディングです。

これを「コンテンツ・マーケティング」と呼び、自分自身の力で、インターネットというマーケットを制していくための欠かせない手段です。

自分自身が顔と実名を出してしっかりとコンテンツに責任を持ち、そして集客していくこと。それこそが、インターネット上で集客していくコツです。

・まとめ

昔のように、税理士さんは普通に暮らしているだけで、向こうから顧客がやってくる時代ではありません。ただ、自分から営業を行っても、効果が出るとは言い難いですよね。

それに加えて、詐欺コンサルや詐欺セミナーに大金を取られてる人も、士業の中には大勢います。つまりはITリテラシーの欠如が問題で、インターネットとITの知識を高めて、そこに税という専門性をプラスすることで、よりシナジーが生まれます。

ぜひぜひ、インターネットで勇気を持って情報発信し、顧客を掴んでください。上手にネタを選んで調理すれば、ファンができます。すると、広く読まれるようになって、集客につながります。

SEO対策と呼ばれるGoogleをハックする技術は、あくまでその後についてくるものです。小手先の技量にほんろうされるのではなく、主体的に情報発信していくことで、顧客をつかみましょう。

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この記事を書いた人
一般社団法人中小企業税務経営研究協会
一般社団法人中小企業税務経営研究協会

現役税理士が運営する団体。
税理士への経営情報や税制改正の情報を発信し、協会発足3年で会員数100人となる。

現在は情報発信の他に実態的な支援として、現役税理士が実際に売上を上げ続けているホームページのテンプレート地域限定権利サービスもリリースし、会計事務所の売上アップに直接貢献している。

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