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会計事務所のホームページ制作で失敗しない裏技

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この記事は1,174回閲覧されました。
書いた人: 一般社団法人中小企業税務経営研究協会
2018.09.26
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会計事務所にとってホームページ制作は、いまや依頼を集めるために欠かせない手段となっています。

従来のような電話やFAX、あるいは口コミや紹介といった方法だけでは到底じゅうぶんではありません。

このため宣伝や広告をする必要が生じるのですが、さまざまなマスメディアに広告を掲載するとなると、そのたびにかなりのコストが発生することになります。

このためホームページを充実化させることで、その役目をカバーすることが望ましいのです。

とはいえ、会計事務所のホームページも驚くほどたくさんある時代です。的確なスタイルで差別化を進めていかないと、数多くの顧客の目にとまる事務所の公式Webサイトを手に入れることはできないのです。

そこで今回は、

・会計事務所を探している人たち、たとえば会社の方々にアクセスしてもらえるホームページの制作方法

・会計事務所に依頼や相談事をしたいと考えている人たちに、「ここに頼んでみようかな!」と選んでもらえるホームページの制作方法

それぞれのヒントになる情報をお届けすることに決めました。

※儲かるホームページ制作の極意も、調べていくと無数に見つかるのですがこの場では4つのポイントに絞ってお伝えしましょう。いずれも、現在の会計事務所にとって大切なポイントばかりです。

今回の話の目次 

ポイントその1:何を優先して詰め込むべきか?その点を整理しよう

会計事務所のホームページは、いわば事務所の「顔」。必要な情報はすべて掲載されていなければ意味がありませんね。

→会計事務所のホームページで意外と見られている「基本情報

このため、アップしておかなくてはならない情報をあれもこれも……と、山盛りにする傾向がみられますね。

〇あいにくと情報には「優先度」があります。

会計事務所が世の中の方々にお伝えすべき情報は確かにたくさんあるのですが……最優先すべき情報と、そうでない情報の間にははっきりとした違いがあるはずです!

会計事務所を必要としているのは、たとえば中小企業の代表取締役や、経理や総務といった部署の担当者が考えられますね。

その人たちの立場に立って考えることが重要です。その人たちが会計事務所を検索するときの心境や、各事務所のHPを見比べるときの目線をイメージしてみるべきです。

事務所に載せる情報の整理がうまくいけば、自然と「サイト内のページ構成」や「各ページのレイアウト」についても、しだいに見直しができるようになってお得です。

〇情報の優先度を誤解すると集客は遠のきます!

ではここで、ひとつ「よくある失敗例」をご紹介しましょう!

会計事務所のサービスといえば、会計士・税理士の専門分野である「記帳代行」や「決算報告」といったイメージが強いでしょう。

もっともそればかりをやっているとは限りません。やはり法人の設立手続きであったり、あるいは「経営支援パック」を用意していたり~と、サービスの多様化を目指している事務所は今では珍しくないでしょう。

そこで、「さまざまなサービスをやっていることをまとめてお伝えしたい」そう考える事務所はたくさんあるのです。

その結果、事務所のトップページや業務紹介のページに、そのようなサービスの全部を一気に並べて書いているケースが、昔から存在します。しかしこれでうまい具合に顧客を獲得できるとは限りません……むしろ、逆効果になってしまったという報告はあとを絶ちません。

確かに、サービスを総合して漏れなく伝えることは必要でしょう。しかし見せ方をよく選ばないと、注意深く見てもらえる機会がほとんどなくなってしまうのです。

※提供できるサービスについて、ひと通りお伝えするコーナーをサイト内のわかりやすい位置に設けるのはOKです……たとえばサイト内の左側に入れることが多い「グローバルナビ」でもOKですし、サービスの概要を説明するページを1ページ設けてもOKでしょう。

ただ、「ユーザに対して何をアピールするのか?」その点がぼやけたコンテンツにならないようにすることが常に求められます。

〇集客のために、率先して伝える内容を落ち着いて検討しましょう

最初に以下の点を振り返ってみるべきなのです。

  • 事務所のサービスの中で、特に力を入れているものは何なのか?
  • よその事務所と比べて、「負けていない」と自信をもって公言できるのはどんなポイントなのか?
  • 近い将来に、目指していきたい部分はどこなのか? ……etc.

そのあたりを、時間をかけて考え直してみましょう。

答えが出たら、その答えと直接関係がない情報は優先度を下げるほうが正解でしょう。

そして、それぞれの情報の優先度があらかた決まってきたら、それに合わせてサイト全体の見直しに入ります。

各ページの構成を見直す必要が出てくることもあるでしょうし、トップページをはじめ主要なページのレイアウト・デザインを改善する必要も出てくるのが普通です。

ポイントその2:ユーザに優先的にPRしたい情報の「見せ方」を検討する

最優先で伝えたい情報が決まったら?その情報を望ましい方法でアピールしていかなくてはいけませんね。

〇ページ内のいちばん目立つ場所に、的確にユーザの興味をそそるコピーを配置する

やはりいちばん目立つのは、ページのいちばん上になりますね。

ホームページというものはもともと、じっくりと見てもらえるものではないことを常に忘れないようにしましょう。

インターネットで情報を探すユーザは、元来せっかちなもの。情報を検索するとき、出てきたHPをクリックしても、よく見るとは限りません……むしろ、その反対です。

そのページを少し見渡して引き返してしまうことが非常に多いのです。短い場合なら、10秒も見てくれなくても全然驚くにはあたりません!

したがって、訪問してきたユーザを一瞬で引き付ける必要があるのです。

そしてわかりやすさが重要です。「キャッチコピー」という言葉がありますが、これがまさにホームページの世界でも要求されるのです。

十二分にアピールできるキャッチコピーを目指すのなら、語呂がよくシンプルな文章を構成することが大事。だらだらとした文章で説明しても、ユーザはまともに読んでくれません。

〇キャッチコピーの内容を裏付けるコンテンツを、ページ内に配置する

さて、ユーザの好奇心を喚起するコピーをページの最上部に入れることに成功したら?ユーザは、検索エンジンに引き返すのをいったんストップしてくれるはずです。そうなったら、ユーザにさらに興味を持ってもらうのがいちばんですね。

というわけで、ページの冒頭でアピールした内容を補強するコンテンツを考える必要がありますね。

会計事務所のサイトである以上は、会計事務所の業務の説明を詳細に書いていくことになるはずです。その際の主な注意点は以下の通りです。

1.具体的な数字やデータ、さらに図表を適宜織り交ぜて説得力のあるコンテンツを目指す

たとえば、その業務で豊富な実績を持っているのであれば「実績1000件」「顧問先100社」といったわかりやすい数字を入れてあると大きなアピール材料となります。

また可能であれば、表やグラフをいれたり、あるいはお役所が発表しているような統計の調査結果を入れたりするのもいいアイデアです。

※特に金額をアピールするのはいい方法です。安さを武器にしたいのであればやはり、はっきりとした料金を大きく書き込んでしまうのがいちばん。

「~相談費用は0円です」「~のプランでは、月々の顧問料20,000円から……」と書いておけばインパクトはとても大きなものになることでしょう。

なお、数字やデータを入れるときは、「最新の情報」かつ「正確な情報」であることが大前提。たとえば報酬体系を変更したのなら、ただちにページ内に記載する金額を変えないといけません。

また、実績数や顧問先企業数については……やたらに大げさな数字を書くことは考え物でしょう。

会計事務所の場合、そのような点で虚偽の情報を出したことが万一発覚したからといって、すぐさま大問題になるとは限りませんが(ちなみに、医療機関のサイトの場合は現在、法律が改正されたため処罰の対象になりえます)、疑わしい情報を盛り込むことは控えるに越したことはありません。

2.過不足のない構成を心がける

必要な情報はもちろん省いてはいけませんが、ここでも冗長な説明にならないようにすることがポイントです。長すぎず短すぎず……と、バランスをとることが大切なのです。

3.写真や動画の内容を適切に決定する

写真は、会計事務所の雰囲気を伝えるためにとても優先度の高いコンテンツです。

これもできれば、アピールする情報と深くリンクしたものを入れたいところ。

たとえば、会員向けに経営幹部を育成するサービスを展開しているのであれば、そのときの様子を撮影した写真を入れるのがベストでしょう。

特にイベントを開催している場合なら、動画をアップするのもおすすめです。YouTube等に動画をアップロードして、それをサイト内に引用するのは決して難しいことではありません。

もっともそのような写真を入れにくいこともたくさんあると思われます。一般的な経理代行業務あたりをアピールするページとなると、どんな写真にしたらいいのか見当がつかなくても不思議ではありません……。

そのような場合なら、事務所内の様子が伝わる写真でもよいでしょう。この場合は、和やかさや温かみのある様子が伝わってくる写真を選びたいところです。

※事務所の代表者がはっきりとわかる写真を名前やプロフィール付きで入れて印象付けるという手もよく使われています。

ポイントその3:現在のインターネットのルールに合わせたホームページづくりを怠らない

※画像7 インターネットルール

インターネットの世界はすさまじいスピードで進歩を繰り返しています。このため会計事務所のホームページを的確に運営して集客していくには、絶えず最新の仕様を研究して取り入れていかなくてはいけません。

もっともそれは、ネットビジネスを専門的に研究している業者の手を借りる必要があるでしょう。ホームページの制作や運営をプロに任せるのであれば、その都度相談していくのが妥当ですが……、ある程度は自分自身でも、基本的な情報は抑えておく必要があります。

※なおホームページの制作を、なるべく事務所内でやっていきたいのであれば、参考になる情報はこちら

→会計事務所がホームページを自分で作成する上での5つの注意点

→会計事務所が知っておくべきWordPressの7つのメリット

〇スマートフォンに対応したページを構築することが大事

現代は基本的に、どのようなジャンルのWebサイトでも「スマホ対応」が要求されます。これは一般人の間で、ネットにつなぐ機材として選ばれるのが一にも二にもスマホであるためです。同様に、iPadのようなタブレット端末を使う人も非常に多い時代です。言い換えますと、パソコンでネットを見る人はひと昔前より減っています。

もちろん現代のスマホはとても発達しています。パソコンと比べてネットに接続する上でおくれをとっているわけではありません。ただスマホはどうしても画面が小さいため、小さな画面でも問題なく利用できるように配慮する必要はあります。

たとえば、「申し込み」「質問」「問い合わせ」のページへの誘導は大きなポイント。スマホの小さな画面でも、「どこをタップしたら問い合わせのフォームに移動できるのか?」その点がわかりづらいと集客する上で著しく不利になりかねません

※会計事務所に依頼をする人は会社の経営者や幹部、管理職社員がメインでしょう。このため勤務中に、職場のPCを使って会計事務所のホームページを検索する可能性はそれなりに高いといえますが……、それでもスマホへの対応は現在であれば、なるべくやっておくほうが無難なのです。

〇ユーザの検索状況を推測して、適切なSEO施策を実施しましょう

「SEO」とは?わかりやすく書くなら、Googleのような検索エンジンの(キーワードの)検索結果を最適化することです。

たとえば「税務相談を得意とする会計事務所」を探している社長がいるとします。その場合はGoogleで「会計事務所税務」といったワードを組み合わせて検索をするでしょう。大都会にオフィスを持つ社長であれば「会計事務所東京」「会計事務所大阪」といったキーワードを選ぶでしょう。

そしておそらくは、その検索結果の上から順に各サイトをチェックしていきます。このとき事務所側としては、自分のホームページができるだけ上位につけているほうがよく見てもらえることになるのです。

このSEO対策は一般人には難しい作業となります。プロの業者に任せるのが無難ですがSEOの基礎知識くらいはできれば勉強しておいたほうがよいでしょう。そのほうが、業者と話し合うときに相手の説明をよく理解できて便利です。

→税理士事務所がWeb集客するためのSEO対策とは?

→開業したばかりの会計事務所でも検索上位を狙える!閲覧数アップにつながる「SEO対策」を徹底解説

ポイントその4:各ページのコンテンツをどんどん最適化し、必要に合わせて増やしていく

事務所が提供できるサービスがたくさんあると、トップページのような目立つ箇所でアピールできる情報は、ここまでに書いている通り限られます。

しかし、なるべくすべてのサービスについて情報を発信したほうがいいことは間違いありません。

そこで、下層コンテンツという形で各サービスを訴求するページを持つことは特に問題ありません。すでに存在するページを改善してもいいですし、一から作成するという手もあるでしょう。

〇ランディングページとして作成するという手も考えられます

ランディングページ(LP)として入れて成功している事務所は、かなり多いです!

ランディングページとは?

さまざまな意味でつかわれている言葉です。元来は、検索エンジン等から最初に到着するページという意味でした。

今でもその意味は薄れていませんが、どちらかといえば顧客獲得等の目的で作成される、長いページを指すことが多いです。

通常のWebサイトのページとは独立した構成となっており、宣伝やPRに特化したコンテンツで構成されることがほとんど。

またページの末尾に申し込みや注文といったフォームが用意され、訪問してきたユーザにその場でアクションを起こさせようとする構造が特徴的です。

まとめ:会計事務所のホームページは、ユーザの目的や行動をよく分析して設計することが重要です

安定した集客に成功している会計事務所のホームページは、たいていの場合以下のような共通点を備えているものです。

  • トップページはもちろん、下層ページ全体において冒頭で的確に、ユーザのハートをつかむ文章やコンテンツを配置できている
  • あれもこれもと1ヶ所に情報を詰め込むという失敗をしていない
  • 無駄のない文章に加えて、図表や写真といったコンテンツで説得力のある説明とPRを両立させている
  • スマホ対応やSEO施策を手抜かりなく実施して、最新のWebの潮流から乗り遅れていない

常にユーザの目線に立って戦略を練ること、そしてインターネット文化の進化を常にチェックして取り入れていく姿勢を崩さないこと。それこそが今後の会計事務所のホームページづくりの常識といえるでしょう。

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この記事を書いた人
一般社団法人中小企業税務経営研究協会
一般社団法人中小企業税務経営研究協会

現役税理士が運営する団体。
税理士への経営情報や税制改正の情報を発信し、協会発足3年で会員数100人となる。

現在は情報発信の他に実態的な支援として、現役税理士が実際に売上を上げ続けているホームページのテンプレート地域限定権利サービスもリリースし、会計事務所の売上アップに直接貢献している。

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