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税理士が人工知能に負けないために会得すべきスキルとは?

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書いた人: 大野 晃
2018.09.07

こんにちは税理士の大野です!

今回は税理士が人工知能(AI)に負けないために会得すべきスキルとは?

について、税理士事務所を経営した経験、人工知能(AI)を扱っている会社の戦略アドバイザーをした経験からお話します。

結論から言うと経営コンサルティングする能力です。

人工知能(AI)は定型的な作業を繰り返していく仕事が得意で会計事務所で言えば会計業務や申告業務みたいな誰がやっても結果がかわらない、いわゆる『作業領域』は近い将来自動化して人間がやらなくて良くなるでしょう。

と言うよりどんどん自動化してきてます!

そうなると、税理士業務の価値が落ちて顧問料相場がどんどん下がる事が容易に予測できます。

ちなみに人工知能の作業業務を実感してみたいと考えるのであればマネーフォワードの子会社のストリームドと言うシステムを利用してみる事をおすすめします。

スキャンに領収書や通帳を通して取引を学習させることで2回目のスキャンから同じ仕訳については自動で仕訳がきられます。

スキャンも性能が良いものを使えば1秒1仕訳が可能となります、もう人間のスピード超えてますね(苦笑)

このストリームドとクラウド会計がスタンダードになることにより、会計事務所から作業だけ行う人間はおそらく消えていくでしょう。

ストリームドについて詳しく書いたコラムについては下記コラムをご参照ください。

人工知能時代!会計事務所でパートさんを雇用する必要性はあるのか?!

話は戻りますが、では通常の税務顧問業務が下火になって顧問料相場が減少してきたら、我々税理士は人工知能時代にどこに向かえばよいのか?

と言うと結論にも書いたとおり経営コンサルティング能力を会得していく事が重要になってくるかなと感じます。

ちなみに私は経営コンサルのお仕事を1年半で5件受注してきました。

経営コンサルティング以外にも、やる事は基本変わりませんが社外役員も歴任しています。

これらのお仕事を新たにつくった理由は将来人工知能に税理士業務が侵食されたとしても食べていくためです!

私も33歳のため人生100年時代まだまだお仕事をしていかないといけないので(笑)

では私は、経営コンサルティング能力をどのように会得したかと言うと実際に経営コンサルティングで成功している人の個別コンサルティングを受けてみて、その手法を研究して自分独自にアレンジして経営コンサルティング能力を会得しました!

実際に一年で年間100万円くらいのコンサルティングを3本受けました!

なぜ、そこまでしたのかと言うと経営コンサルティングを実際に自分が受けて成果を出せば、そのよかった体験談を発信していけばコンサルを受けるクライアントも同じ気持ちになり成果が出るんじゃないかと思ったからです。

税理士業界で人工知能(AI)時代はコンサルティングを顧問先にサービス展開して新たな売上を上げてこうとしている税理士の方々は多いですが、ほとんど成果が上がってる事例をみません。

その要因として税理士自身が良質な個別コンサルティングを受けた経験がある人がほとんどいないのが原因かなと感じます。

もっと言えば、良質な個別コンサルティングを受けて税理士自身が成果を出していないとも言えます。

自分が個別コンサルティング受けたこと無い、そして自分が個別コンサルティングで成果を出してない方が、クライアントに成果を出させるコンサルを出来るかと言えば、厳しいのではないかなと思います。

これから人工知能時代もそうですが、消費税増税後の不景気、オリンピック後の不景気、そして超少子高齢化と税理士業務はどんどん下火になっていく事が予測できます。

このような人工知能時代に対応できるように今から少しずつでも経営コンサルティング能力を会得しておく事をおすすめします。

なぜ今かと言うと『投資』は精神状態&資金が安定している状態でないとできないからです。

経営コンサルティング能力は、重要緊急マトリックスで言えば、重要性があり、緊急でないゾーンに該当するためほとんどの方が腹をくくらないと動きません、逆に言えば気づいてこのゾーンを動いている方はめちゃめちゃチャンスとなります!

人工知能時代にも税理士として活躍したい方は『作業領域』から抜け出し重要性があり緊急でないゾーンの経営コンサルティングができる状態、もっといえば座学だけでなく実際に経営コンサルティングのクライアントを獲得して、クライアントに成果を出して成功体験を積むことで人工知能時代もワクワク楽しく過ごせるかなと私は思っています!

ちなみに私は個別コンサルティングを受けたことにより、コンサルティング能力以外にプロデュース能力も身につき下記の3点を1年半でプロデュースしましたので、プロデュース業に興味あるという方はご参考にしてください!

社外経営執行役員型コンサルタント養成講座

相続手続相談士研究協会

地域限定ホームページテンプレート

これらのプロジェクトは全てマネタイズ出来ビジネス化できています。

その成功体験が次に次にとワクワクと好奇心が私を前に進ませてくれ、ノウハウと人脈が増えてどんどん強くなれている気がします!

最後に

私が常々考えている事は破産や資格剥奪になっても残るものが大事だと思っていて、ノウハウや人脈はお金がなくなっても残りますよね?そして、ノウハウや人脈があれば何度だって強くてニューゲーム可能と思っています!

人工知能(AI) クラウド 超少子高齢化と税理士業界は悪化していきますが税理士業務にこだわらなければテクノロジーも発達して、アイデアが無限に出せ行動力がある人は、最高に面白い時代だと思います!

是非 人工知能(AI)時代!わくわく前向きに頑張っていきましょう!

いつも、コラムを見ていていただきありがとうございます!!

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この記事を書いた人
大野 晃
大野 晃

一般社団法人中小企業税務経営研究協会 理事

ITA大野税理士事務所 税理士
株式会社CHANGE 代表取締役社長
レッドスターコンサルティング株式会社 代表取締役社長

保険サービスシステム株式会社 税理士向けインタビュアーとして、今まで30人以上の優れた税理士に突撃インタビュー。

飲食専門というニッチな分野に特化し、顧問を継続的に獲得し続ける税理士事務所のモデルを確立。単なる飲食業特化ではなく、業界初の「開業融資特化」で、1年で200件引き合い顧問契約40件獲得を実現。

船井総合研究所の会計事務所の表彰で、ITA大野税理士事務所が「2015年 会計事務所最優秀賞」を受賞する。

注目の若手税理士として、税理士向けセミナーの講師やメディアへの出演も多数。

著書に、「繁盛する飲食店が必ずやっている開業資金の調達方法」(秀和システム)、「税理士の「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本」(秀和システム)がある。

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